02 薄毛の原因となる5αリダクターゼを抑えるには？

こんにちは！

神戸、三宮美容室LUCEの山内です。

今回は、薄毛になるホルモンと酵素の関係を詳しくご説明していきます。

薄毛になるメカニズム

男性ホルモンの一種であるテストステロンと還元酵素の5αリダクターゼが結びつくことより、ジヒドロテストステロンと言うホルモンに変わります。このジヒドロテストステロンが過剰に生成されるのが原因で薄毛を招くと言われていて、これをAGAと言います。

女性でもこれらのホルモン、酵素を持ち合わせていて同じことが女性でも発生します。男性ほど頭頂部、後頭部の髪が無くなるわけではないですが、頭頂部、後頭部全体の髪が薄くなります。これをFAGAと言います。

テストステロンは男性をカッコよくするのに必要な男性ホルモンです。5αリダクターゼも人間には必要なものであってこれを無くすことはできないのです。
しかし、これらが過剰に結びつくことで男性をカッコ悪くさせてしまうのです。
生活習慣の改善でこのホルモン、酵素が過剰に結びつくのを抑えることはできます。

そもそも5αリダクターゼとはなに？

5αリダクターゼは体に必要な酵素です。ただし、適切なバランスで活動している場合に限り、その役割が健康にとって重要となります。以下にその理由を詳しく説明します。

5αリダクターゼが必要な理由

成長と発育に役立つ
• 5αリダクターゼは、テストステロンをジヒドロテストステロン（DHT）に変換する働きを持っています。
• 男性の胎児期における外性器の発達
• 男性の思春期の第二次性徴（体毛、ひげ、声変わりなど）の促進
• 筋肉や骨の発達のサポート

健康なホルモンバランスの維持

• ジヒドロテストステロンは男性ホルモン（アンドロゲン）の一部であり、適度な量が健康維持に役立ちます。
• 女性の場合でも、ジヒドロテストステロンは少量ながらホルモンバランスや皮膚・毛髪の健康に影響を与えます。

過剰活動が問題になる理由

5αリダクターゼが過剰に活性化すると、ジヒドロテストステロンが多く生成され、以下のような問題が生じる可能性があります：

1.男性型脱毛症（AGA）
頭皮でジヒドロテストステロンが毛根を攻撃し、髪が薄くなる原因に。

2.前立腺肥大や前立腺がんのリスク増加
前立腺でジヒドロテストステロンが過剰に作用することが関与。

3. 皮脂分泌の増加
ニキビや脂性肌の原因になることがあります。

5αリダクターゼは適切な量で活動している限り、成長やホルモンバランスの維持に欠かせない重要な酵素です。

しかし過剰に結びつくと薄毛になるし、体毛も濃く、顔にニキビができやすくなる。

そう、男性の見た目をカッコ悪くしてしまう原因になるのです。

生活習慣を整え、5αリダクターゼの活性を抑えることが何より大切です。

1. 食事面の改善

• 脂肪分を抑える
高脂肪の食事は5αリダクターゼの活性を高める可能性があります。揚げ物や加工食品を控え、オリーブオイルやナッツなどの良質な脂肪を選びましょう。

• 糖質を適量に抑える
血糖値の急上昇はホルモンバランスを乱し、5αリダクターゼの活性を促す可能性があります。白米は少量にし、菓子パンやお菓子など甘いものは極力控える。野菜を中心に摂取しましょう。

• 亜鉛を多く含む食品を摂る
亜鉛は5αリダクターゼを抑制する働きがあります。牡蠣、牛肉、ナッツ類、かぼちゃの種などを積極的に取り入れましょう。

• 緑茶やノコギリヤシを活用する
緑茶に含まれるカテキンやノコギリヤシ（サプリメントとしても利用可）は5αリダクターゼの抑制に効果的とされています。

2. ストレス管理

• ストレスを減らす
ストレスが溜まるとホルモンバランスが乱れ、5αリダクターゼの活性が高まることがあります。
しっかりと入浴をし心を癒す。アロマを用いてリラックスできる香りを見つける。心地よい音楽を聴きリックスする。意識的にリラックス方を日常に取り入れましょう。

• 十分な睡眠を確保
睡眠不足はホルモン分泌に悪影響を及ぼします。毎日7～8時間の睡眠を心がけましょう。寝る前に刺激強い映画やドラマ、漫画はNGです。スマホもなるべく見ないようにしましょう。

3.避けるべき習慣

• アルコールの過剰摂取
アルコールはホルモンバランスを崩しやすく、5αリダクターゼを活性化させる可能性があります。飲む場合は適量を守りましょう。

• 喫煙を避ける
喫煙は血行を悪化させ、ホルモンの働きを乱す要因になります。

やはり美容も育毛も健康的な食生活、規則正しく健康的な生活が大切なのです。

ファストフード、インスタント食品、揚げ物、ラーメンやどんぶり、言い出したらキリがありませんが。まさに男性が好きそうな味が濃くボリューミーで満足感の高い食事は控える。

お酒を飲むとこう言った、濃いご飯がほしくなるので注意が必要です。

完全に辞めろ！と言うわけではありませんが
こう言った食事は美容、育毛に良くない！5αリダクターゼ増やしてしまう！と言うことを頭に入れ減らす、控える意識を持ちましょう。

人間と言うのは食べたものでできています。

要は油と糖です。

この油と糖の過剰摂取が体内を酸化と糖化させ、老化をブーストさせているのです。

この話は別の回で詳しく話していきます。

今回は、5αリダクターゼと言う酵素とテストステロンが結びつき、ジヒドロテストステロンに変わる。
それが髪や見た目でどう影響するのか？を知っていただけたらと思います。

では、またよろしくお願いします^ ^

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